自転車パンク

簡単!
自転車のパンク対策

自転車パンク

自転車のパンク対策。

パンクさせない。
…って、前提の対策と、

パンクは、するもの。
…って、前提の対策。

どちらがいいでしょう?

結論的には、
「どちちが」ではなく、
「どちら」重要。

自転車通勤の
パンク対策

自転車通勤のパンク対策

パンクはする前提?
させない前提?

…結論的には、どちらも重要。

タイヤのパンクって…
消耗品ゆえに、いずれする。
構造上、やっぱりする。

「いずれ」と「やっぱり」に
対策をする。

「いずれ」の原因は「消耗」。

「やっぱり」の原因は「構造」。

タイヤとチューブは
消耗品であることを知る。

タイヤとチューブの関係性…
つまり、構造と理屈を知る。

消耗と構造。

「消耗」を知ることで
「いずれ」どうなるかを知る。

「構造」を知ることで
「やっぱり」どうなるかを知る。

そうすることで、
パンクに対しての
「漠然とした不安」を
解決できる記事となっています。

主に、ママチャリ
35C前後の
太めの700Cタイヤに
ついてのお話です。

さて、自転車通勤(通学)で
最大の懸念は
パンクですね。

ちなみに最大の敵は
「雨」で、
次点で「向かい風」です。

「パンク」自体は
敵というほどの
ものではないし、
ただの懸念にすぎません。

すくなくとも
対応策を確立している
私にとっては…。

私、片道20kmを、
かれこれ10年以上、
自転車で通勤しています。

そんな私の
パンクに対する考え方と
対処法をご紹介します。

申し訳ないのですが、
チョット、
長いハナシになります。

冒頭でも述べましたが、

パンクさせない。
…と、

パンクは、するもの。

「どちら」重要である
ってことが、結論です。

構造を知ることで、
できるだけパンクさせない。

いずれパンクはするものだから
消耗の限界前に交換する。

そうすることで、
パンクってほとんど起きない。

自転車タイヤの構造

自転車タイヤの
構造を例えると…

ゴム風船を膨らませて、
クチを結んでおきます。

その上に、
布の巾着袋をかぶせます。

…自転車のタイヤって
そんなカンジの構造です。

そう、お察しのとおり、
構造上、弱いのです。
弱点がありまくり。

ゴム風船に相当するのが、
チューブです。

1mm厚程度のゴムのチューブ。
これに空気を入れて
タイヤの形状を保ちます。

タイヤっていうのは、
ひ弱なゴム風船を守る、
布の巾着袋です。

つまりパンクってのは、
このゴム風船みたいな
チューブから
空気が抜けてしまうことを
指していると
思ってくれればいいです。

風船に空気を入れるクチが、
チューブのバルブ(弁)に
相当します。

バルブが劣化により痛んだり、
イタズラにより抜き取られると
チューブの空気が抜けて、
パンクのような症状になります。

外側の、
布の巾着袋に相当するのが
タイヤです。

チューブに
穴が開かないように

路面からのショックや
突起物から
チューブを保護しています。

例えが
へたくそかも知れませんが、
そんなカンジです。

タイヤの構造を理解すると、
パンクの原因
対策が漠然と
浮かんできませんか?

パンクの種類

パンクの種類

(1)蚊刺しパンク…とは、
針のような細いモノが
タイヤを突き抜け、
中のチューブに
穴が開くコトを言います。

自転車でいうと
画鋲を踏んでしまうような場合。

基本的に防げない。
これは布の巾着で
縫い針から中の風船を
守れって言われても
無理なように、

針の貫通を防げる繊維は
現実的にあんまりない
というのと一緒です。

チューブの痕跡は、
目視で見つけられないほどの
「点」の損傷痕になり、

割と簡単に修理可能。
後述する瞬間パンク修理剤で
応急処置可能です。

(2)リム打ちパンク

リムとは
タイヤを装着する
車輪の金属部分のこと。

リム打ちパンクを、
自転車でいうと、

空気不足のところに衝撃で、
タイヤとリムが
直接当たり、

なかのチューブが
空気の緩衝材がない状態で
直接はさまれて、
切れたり破けたりする状態。

巾着風船で例えると、
空気が少ない状態で
握り潰して、
巾着内部で
風船の繊維同士が
グリグリとこすれて
破けてしまう状態。

ママチャリのパンク原因の
7割以上と言われています。

自転車屋さんによっては
9割ぐらいっていう人も
いるくらいです。

チューブに
蛇に噛まれたような
損傷痕跡が残ることから
スネークバイトとも呼ばれます。

損傷は点というより
「線」と少しの
「面」になり、
後述する
瞬間パンク修理剤では、
穴が大きすぎて
応急処置不可能。

ちなみに
空気をちゃんといれてれば
全く起きない。

反面、
空気圧が足りないと
ほぼ確実に起こる。

え?
全体の7割以上を占める
自転車のパンクの原因が
リム打ちで、

そのリム打ちが
「空気をちゃんと」
入れていれば、
まったく起きないの?

ぶっちゃけていうと、
そうなんです。

だから、対策って
思いつきますよね?

空気が抜けにくい
「部材(バルブ)」を使う。

空気入れが快適な
「良い空気入れ」を用意する。

空気圧チェックと補充を
「生活習慣化」する。

(3)ゴムなので摩耗します…

タイヤもチューブも、
使っていれば摩耗します。

タイヤの外側は路面と
擦れて薄くなっていきます。

タイヤの内側は
チューブと擦れて
粉状のカスが生まれて
チューブと擦れて
タイヤとチューブの双方が
劣化していきます。

劣化が進むと、
衝撃もないのにパンクします。
パンクというか寿命です。

(4)バルブ不良…

ココがダメだと
チューブ内の空気圧を
保てません。

劣化したら交換したり、
いたずらされたら
取り替えましょう。

パンクかな?と思っても、
案外このバルブ不良っていう
ケースも結構あります。

部材は200円未満で
数個は確保できます。

…だいたい(1)から(4)までが
パンクの主な要因です。

「タイヤ」の内側にある
「チューブ」に穴が開いて
空気が抜けてしまうように
なることが「パンク」です。

チューブを
取り替える場合ですが、
自転車のチューブってのは
タイヤの形状に合わせて…
「輪っか」
…になっています。

これを取り替えるためには、
車輪を軸の接続部分から
外さなくてはいけません。

自転車の車輪は
両方の軸が
本体に取り付けられているので、
車輪を外さない限り
チューブを替えられません。

ママチャリの場合、
車輪を外すのも戻すのも、
とても大変です。

反面、
スポーツタイプの自転車は
車輪の脱着は工具不要で
一瞬です。

ママチャリだと
パンクは怖くて当然ですが、
スポーツタイプの自転車では
タイヤやチューブを
交換する行為はクルマの
ワイパーゴム交換するような、
極めてお手軽な行為です。

パンクに対する恐怖感は、
自転車の種類によって
カナリ温度差があるものです。

長距離通勤に
スポーツタイプが選ばれるのは
こういった要素も
大きいのです。

単純に道具として、
長距離移動には
スポーツタイプのほうが
有利で便利だから。

ただ…2018年以降
事情はチョット
変わってきまして

ノーパンクタイヤを
装着した低価格自転車を
通販で入手しやすく
なっています。

簡単交換チューブ
SHINKO iTUBE

なんかスゴいの出た!!
簡単交換チューブ
SHINKO iTUBE

チョット革命的なのが
出たかもしれません。

自転車のチューブは、
「輪っか」に
なっているので、
車輪を外さないと
交換できないのですが…

じゃぁ、
「棒状」ならいいじゃない。

そのとおり。
でも、なかったのですよ。

それが…出ました。

タイヤメーカーの
SHINKOさんから
iTUBEという棒状の
チューブが発売されました。

棒状のチューブです。
これで、ママチャリなどは、
車輪を外さずに
チューブ交換できるので、
革命的な商品だと思います。

しかも、価格も
それほど高くない。

タイヤの種類

タイヤの種類

自転車のタイヤは
複数の規格が存在します。

ママチャリと
スポーツタイプで
互換性のない規格が
用いられています。

大事なことなので2回言います。

ママチャリとMTBで
タイヤの規格が違います。

ママチャリとロードバイクでも
タイヤの規格が違います。

MTBとロードバイクでも
タイヤの規格が違います。

マジで超不便ですよね。

これがスポーツ自転車を、
とっつきにくくしている
要因だと思いますが、
現状ですと、
もう、ユーザー側が
しっかりと
理解するしかないです。

27 X 1+3/8
↑こういう表記と
なっていますのが、
ママチャリ用で
広く使われるタイヤ。

27インチ、
イチとハチブンノサン
と読みます。

径が27インチで
幅が1と3/8インチって意味です。

幅を分数表記で
書いてあるのが特徴。

少し小型のママチャリだと
26インチや24インチの
タイヤがありますね。

それぞれ
そのサイズ専用のチューブを
組み合わせて使います。

チューブのバルブは
英式バルブといわれるタイプが
使われます。

空気入れは
ホームセンターで
売っているような
一般的な空気入れを用います。

700 X 28c
↑主にロードバイクや
クロスバイクに用いられる
規格のタイヤです。

径が700ミリメートルで
幅が28ミリメートル
って意味です。
インチじゃなくて
ミリメートルで
表記しているのが特徴。

ロードバイクは
19c・23c・25c、
クロスバイクは
25c・28c・32c・35c
あたりが用いられます。

それぞれ
そのサイズ専用のチューブを
組み合わせて使いますが、
近いサイズであれば
割と兼用もできてしまいます。

ロードバイク用途の
高速巡行や
レース用の規格なので
幅が細かく設定されています。

32Cと35Cなら
ママチャリ用の
1+3/8のチューブも
「正式ではないけど」
組み合わせが可能。

チューブのバルブは
仏式バルブといわれるタイプが
使われます。

19c・23c・25c・あたりの
細いタイヤは高い空気圧が
求められますので

一般的な空気入れでは
入れられないので
スポーツ自転車用の
空気入れが必要です。

またバルブも
仏式バルブなので
専用のものが必要になります。

28c、32c、35cの
チューブには、
それほど高い空気圧は
必要ないので、
ママチャリと同じタイプの
英式バルブを採用する
製品も増えてます。

英式バルブなら、
空気入れはホームセンターで
売っているような
一般的な空気入れを用います。

ママチャリの
「1と3/8インチ」
という太さは、
スポーツ系タイヤでいう
「35c」あたりと
ほぼ同一の太さです。

「タイヤとして」いえば、
700Cと27インチで互換性は
ないんだけど、
「チューブでいうと」、
700x35Cと27x1+3/8は
兼用できちゃいます。
まぁ、チューブって、
柔らかい伸び縮みするゴムなので。

自転車のタイヤって、
ややこしいですよね。

26 X 1.50
↑主にマウンテンバイク(MTB)に
用いられるタイヤの規格。

径が26インチで
幅が1.50インチって意味です。
幅を小数点付き数値で
表記しているのが特徴。

チューブのバルブは
米式バルブといわれるタイプが
使われます。

もっと詳しく知りたい方は…
Wikipediaで
自転車用タイヤを調べる

ここでは、
ママチャリと
スポーツタイプでは
タイヤの規格が違う
っていうのと、
バルブ形式も違う
ってことを
覚えておいてください。

タイヤのサイズが
似ているからって
間違った規格のタイヤを
買ってしまうと、
どうにもこうにも
取り付けられません。

ママチャリの
パンク対策

ママチャリ…
シティサイクルの
パンク対策

以下に
ママチャリのための
パンク対策を挙げていきます。

あくまで、ママチャリの
英式バルブ専用の対策です。



まずは予防…
スーパーバルブで
空気を抜けにくくする

ママチャリのタイヤは
英式バルブです。

一般的な英式バルブは
少しずつ空気が抜けていき易く、
放っておくと空気圧が低下する
欠点がありまして…

その欠点を補うのが
英式スーパーバルブという
グッズです。

ちなみにめちゃめちゃ人気で
自転車好きで知らない人は
いません。

このスーパーバルブは
虫ゴムで穴をふさぐだけの
英式バルブの欠点を補う製品。

英式バルブの外形寸法で
中身は米式のような
逆止弁となっています。

空気がいれやすく、
抜けがほとんどない。
ママチャリと同じ
一般的な空気入れを使います。

虫ゴム英式だと、
どんなに新品正常な状態でも
バルブからの空気抜けは
結構大きく、

ほぼ毎週空気補充が
必要な構造だけど、
スーパーバルブなら
月一回程度で済みます。

適正空気圧が
保たれている期間を
長く確保でき、
ズボラな人でも
パンク予防グッズで
リム打ちパンクが
ほとんどなくなります。

空気を入れるときも
劇的に軽く、
ラクになります。

逆にいうと
ママチャリでも
毎週空気入れるような
マメな人は、

他の対策なんてなくても
一生パンクには縁がない
って、人も
少なからず発生します。

ちなみに
100均ダイソーで
2コ1組100円で売ってます。



イタズラ対策

携帯必需品…
携帯用空気缶と予備バルブ。

ママチャリのタイヤなんて
バルブのキャップと
留め具をゆるめて
引っ張れば
「バシュン」と
空気は全部ぬけちゃいます。

この間、
わずか10秒です。

誰でも、
初めてでも、できます。

イタズラとしては
超簡単で、かつ
ダメージがデカい
ポピュラーな部類です。

その上、
バルブを引っこ抜かれて
捨てられちゃったり、
虫ゴムだけ
捨てられちゃったりもします。

駅や
ショッピングセンターに
駐輪するような人には、
バルブの予備と
携帯空気入れは必需品

かと思います。

単純にバルブの劣化で
空気が抜けただけっていう

パンクというのとは
チョット違うなっていう
トラブルも多いですので。

できれば、
スーパーバルブと
標準の虫ゴム式バルブと
虫ゴム自体の予備は
2セットくらいづつは
持っておきたい。



画鋲を踏んじゃったら…

画鋲を踏んじゃったら…
瞬間パンク修理剤の缶。

いわゆる
蚊刺しパンクと
呼ばれるタイプは
瞬間パンク修理剤で
大丈夫です。

道路に画鋲なんて
落ちているものだろうかと
思うかもしれませんが…
落ちてます。

私は画鋲2回、
ダンボール用の
でっかいホチキスの針、
釣り針…と、

だいたい
片道20km程度10年間の
通勤走行の内で
通算4回見舞われています。

瞬間パンク修理剤は
完全に穴をふさぐのではなく、
穴にまとわりついて
空気がぬけにくい状態を
維持する薬剤と
思ってくれればいいです。

パンクの原因である
刺さったモノを除去し、
バルブから注入します。
同時に空気も入ります。

あとは、
道中で空気圧が減ったら
携帯空気缶で補充しつつ
走行できます。

所要時間は5分程度。
ざっくり距離20kmは
ぜんぜん余裕です。

しかし
空気圧不足による
リム打ちパンクは
穴が大きくなりやすく、
裂けるような、
大きな切り口の傷跡に
なりやすいため、

修理剤の効果が
薄いこともありますので、
空気圧管理は最重要項目です。

瞬間パンク修理剤は
「点」のような穴には、
有効ですが、

裂けたような
「線」による切り口には、
効き目はないんです。

空気不足で
リム打ちパンクに比べたら、
画鋲踏んだなんか
ずいぶんと軽傷です。

ちなみにコレを使ったら
即日チューブ交換は必須です。

ほっとくと溶剤が
タイヤまでダメージ与えます。

あと、
後述のパンク修理パッチも
受け付けなくなります。

交換しかないです。
私はチューブ交換は
帰宅したら自分でやってます。
自宅のガレージだったら
20分くらいの作業なので。



パンク修理パッチ…

正攻法だが朝の
ママチャリ通勤では難しい

パンク修理パッチって、
チューブに開いた
穴をふさぐシール。

手順的には、
ブレーキ開放、
車体からタイヤを外し、
チューブを取り出し、
穴の開いた箇所を
水を入れた洗面器の中につけて
プクプク空気が漏れている
穴を見つけだし、

キレイに紙ヤスリをかけ、
ゴムノリと
パッチシールを
つかってふさぎ、

乾燥するまで待ち、
空気入れで
空気をいれて
漏れがないか確認し、

問題なければ
空気を抜いて
タイヤに収めて
ブレーキ含め復旧します。

この一連の作業は
今ではWikiPediaでも
詳しく載ってます。

パンク修理(WikiPedia)

でも…、
…ママチャリで、
道中でコレをやれってのは
工具的にも時間的にも厳しい。

軽く1時間以上は
かかると思います。

そもそも通勤途中に
洗面器と水を
どうやって
用意すればいいの…?

ロードバイクや
クロスバイクで
クイックリリース
タイヤであっても

フルフェンダーだったり
ハブダイナモだったり
キャリア類ごってりの
重装備だと

道端でパンク修理するのは
チョット躊躇します。

したがいまして…
修理パッチは
朝のママチャリ通勤では
現実的ではないと思います。

私は修理パッチは
一切使わないです。

修理剤缶使って
家まで帰って、
自宅でチューブ交換。

今はママチャリの
チューブって
400円で買えちゃうので、
パッチでツギハギするより
新品に
交換したいタイプの人。

スポーツタイプの
自転車だと、
チューブも
1000円程度なので、
劣化がないなら
パッチ修理すべきですが、

ママチャリは
新品チューブが
400円程度なので、
手間を考えると
パッチ修理は
現実的ではないということです。



予備チューブと
タイヤレバー持参

基本といえば基本ですが…

前述同様ママチャリだと
道中で車輪外すのが
工具的にも時間的にも
しんどいです。

ただし、
その場でのチューブ交換は、
クイックリリースの車両なら
問題なし。

経年劣化や
摩耗過多よる
大きな裂傷などは
修理剤ではふさげません。
チューブ交換しかないです。

…ってゆか、
劣化する前の
定期的な交換は当然で、
通勤途中の懸念としては
除外できると思います。

てゆか、
除外できるように
気を配りましょう。

ママチャリのチューブは
ホームセンターで
400円くらいです。
惜しむ金額ではないと思います。

私は、
英式バルブであれば
通勤で予備チューブの携帯は
必要ないと思っています。

空気圧さえ維持していれば
修理剤で対応できる程度の
トラブルしか
起こらないからです。

それでも不安なら、
勤務先に予備チューブを
おいておけば充分かと。



使い捨て手袋

使い捨て手袋を
持参携帯しましょう。

パンク対応として
ではないですが、

道中で
自転車いじるなら
使い捨てのニトリル手袋は
必須です。

チェーンのトラブルとかも
ありえますし。

ビニールより
ラテックスゴムのほうがいい。

手袋じゃなくても
最悪コンビニなどの
ビニール袋でも可。

通勤途中で
手を汚すのは
絶対に避けてください。

仕事の前に
手を汚すくらいなら
タクシー呼ぶべき。

ちなみにママチャリの場合、
これらのグッズは
100円ショップで
ほとんど揃います。

【 関連記事 】
100円ショップの
自転車グッズレポート
パンク対策グッズもあり。

英式バルブのチューブ

700cだけど
英式バルブのチューブ

私の乗っている自転車は
クロスバイクで、
雨でも台風でも乗るので
フルフェンダー…
ママチャリのような完全泥除け
です。

何台か乗り継いでいるのですが、
過去に27インチ1+3/8と
700x35Cのタイヤの自転車を
好んで使っています。

先ほどのタイヤの種類でも
述べましたが、

この2つのタイヤサイズは
規格もサイズも違えど、
中のチューブは
ほぼ同じサイズで
兼用できるのです。

圧倒的普及率の
ママチャリ27インチの
安価な部材やグッズを

スポーツサイクルの700C
に用いることで、

部材交換の費用を
抑えようというのが
狙いであり
カラクリなのです。

27インチ用
英式バルブのチューブを
仏式バルブが主流の
700cタイヤに
組み込ませるのです。

つまり、
クロスバイクでありながら、
私のパンク対策は
ママチャリと同じ方法を
活用しています。

ママチャリのタイヤは
27インチ
英式バルブWOタイプが
主流であり、

チューブに至っては、
街の自転車屋さんや
ホームセンターで
100%修理・部材調達が
可能であります。

700cの部材は
ホームセンターでは、
置いてませんし、
朝から営業しているような
シティサイクルが主力の
街の自転車屋さんにも
おいてないコトがあります。

25C(※1)や
28Cのタイヤに乗っている人は、
35Cのタイヤは
我慢できるレベルではない
かもしれませんが、

35Cのタイヤは
ママチャリレベルの
空気圧で走れるのです。

ママチャリと同じ部材で、
ママチャリと同じ工具機材で、
ママチャリと同じ空気入れと
空気圧で対応できます。

街中にいる限り
「なんとかなる」ので
心理的にラクなのです。

仏式バルブ用の
空気入れって
どこにでも
あるわけではないので。

※1:25cとは
約25mm幅のタイヤ。
タイヤ幅が細いほど
スピードでます。

3mm違えば、
べらぼうに違う。
反面、高い空気圧が要求される。

ママチャリ用の
空気入れでは
適正圧力まで入れられない。

仏式の細いチューブで
使える瞬間パンク修理剤

仏式の細いチューブで
使える瞬間パンク修理剤

25Cくらいの
細いタイヤでも使える
瞬間パンク修理剤が
あるようです。
仏式バルブ専用だそうです。

コレなら
25Cのクロスバイクで
使えるので、
心強いかも。

同時に空気も
入るようですが、
空気圧は充分では
ないようなので、
空気入れの持参は必要かと。

粋がって、
細いタイヤの自転車で
通勤してるけど、

実はまだ、
タイヤのトラブル対応には
自信がないんだよね…

って、人には心強いですね。

パンクレス
ノーパンクタイヤ

パンクレスって、
どうなのさ

空気の変わりに
固形の充填剤を用いた
タイヤがありますが…

ノーパンクタイヤとか、
パンクレスとか、
エアレスといわれる
タイプですね。

たしかに
これならパンクはないですね。

でも、
「空気に勝るものなし」
だと思います。

パンクレスって
どうしても重いです。
我慢できないくらい。

車体やリムにもかなりの
負担をかけると思います。

よく言われるのが、
車輪100gの増加は、
その重量の少なくとも
15倍以上の車体重量増加に
匹敵すると言われます。
ちなみに工学的に
バネ下重量っていいます。

パンクレス化により
片輪で500g増加したとすると、
両輪で1000gの増加…
車体の増加に換算すると
15kgになり…

実感でいうと
20kgのお米を荷台に
積んでるくらいだよ…

…っていうレビューと
ほぼ一致します。

クルマでもバイクでも、
もちろん自転車でも
軽量アルミホイールが
重要視されるのも
ファッション性なんかより
コレが原因です。

タイヤには空気ってのは、
実は最先端にして
最高性能を求めた
結果なのです。

空気以外の
固形充填材を用いることは
重量的にも
世代的にも
性能的にも
逆行することになります。

ノーパンクタイヤ…
パンクレス…
エアレス車輪の用途としては
緊急災害用とか、

畑に行く
おばあちゃんのような
ゆったりした
運転するくらいに
限定されると思います。

長距離通勤には
苦行以外の
なにものでもないです。

ただし、
ママチャリのように
タイヤを外すことが
すでに重労働であったり、

工賃が割高である車種には、
とても有効な
手段かと思います。

自転車に速度を
求めてない場合や、
3km程度の通勤で
片道20分要していたのが、
片道30分に変わっても
問題ないのであれば、

パンクレス化は
アリだと思います。

特に自転車で駅まで行って、
駐輪場において
電車に乗るみたいな
通勤スタイルの人には
イタズラ対策を含めて、
とても向いています。

勘違いしないでほしいのが
パンクレスタイヤも消耗品です。

劣化も摩耗もするので
定期的な交換が必要です。

空気を使っていないので
パンクしないだけで
メンテナンスを怠れば
劣化変形して
タイヤがリムから
外れたりするだろうし、

リム側への負担も大きいので
リム破断もありえます。

そうなると
押して歩くことも
できないほど重症です。

修理してくれるような
自転車店を探すのも大変です。

耐パンクタイヤ

結局のところ、
耐パンクタイヤ

結局のところ、
耐パンク性能の
高いタイヤに落ち着きます。

耐パンク用に
ガラス片など
刃が貫通しにくいような
特殊繊維ベルトを内蔵し、

刺さった突起部分が
チューブに届かないような
処置がほどこされた
肉厚でチョット重めの
タイヤです。

でも、
さすがに画鋲のような
細さ長さの針は
貫通してしまいますけど。

クロスバイクの場合、
最近の人気タイヤで
性能面に優れたタイヤですと…

やっぱりパナソニックの
リブモでしょう。

特殊繊維ベルト内蔵しながらも、
接地面を特に肉厚に形成した
少し高価なタイヤです。

リブモは
街乗り最強モデルで
700cロードから
MTBサイズまでカバーするので
特に人気です。

最近のパナレーサーの
タイヤは型番が複雑化したので
注文の前に公式で
よく確認すると良いです。

パナレーサー
アーバン用タイヤ

リブモ「S」じゃなくて、
Sじゃないほうね。

レビューの多さが
注目度を
物語ってますね。

ただ、
シティサイクルで使われる
27インチ1+3/8とかの
ラインナップがないので、
残念ながらママチャリでは
恩恵に授かれません。

肉厚で少し重めなのと、
幅広い適合サイズがあるので
賛否両論の
レビューが多いんですが、

それだけ
なんだかんだいって
みんな使ってます。

思い起こしてみると
私の場合は
リブモPTを使い始めてからは
パンクしたことないです。

昔は価格面で
手がでなかったけど、
最近の通販では
4000円前後で
手軽に入手できるように
なったので、

ここ数年で
一気にシェアを拡大した
カンジです。

「パンクがイヤなら
とりあえずコレ試せ」的な
ポジションです。

私の使ってみた
感想を申し上げると、

接地面に向けて
尖っているので
路面抵抗が少ないせいか
快適です…

35C使っているので
余計にそう感じるかも
しれませんが。

また尖っている
せいなのか
踏んだ小石を
飛ばしちゃいます。

多分、
画鋲みたいな
一発アウトな物体も、
よほど奇跡的な
ジャストミートで踏まないと
刺さらない感じ…

たいがいは
飛び石みたく横に
ハジき飛ばしちゃう感じです。

タイヤの構造や材質だけでなく、
この形状も
パンク防止に一役買っていると
思われます。

ビードケブラーなので
タイヤ交換や
チューブ交換はラクチンです。

以前はワイヤービードの
パナレーサー ツーキニスト
を使っていたんだけど、

リブモの方が肉厚ですが、
ビードがケブラーなので
重量的には変わらない感じ。

尖った接地面のせいか
速度は上がっている。
とにかくタイヤが減らない。
ツーキニストも
カナリ減らないが、
リブモPTはそれ以上。

実売2800円の
ツーキニストと
実売4200円の
リブモPTで、
どちらをリピートするかと
いえば私はリブモPTにした。

注)2022年の相場は…
ツーキニストが4000円。
リブモが6000円。

パンクの頻度は
どうかと言われると、

昔、低グレードの
安物タイヤの時は
年に2回は
パンクしてたほどの
「ツイてないトホホ…な体質」
だったけど、

「ツーキニスト」に
変えてから、
さらに「リブモPT」に
変えてからは、
これまた一度も
パンクしたことない。

ちまたで
パンクに強いと言われる
タイヤをケチらずに
使っておけば
正直言って
パンクの心配って
ないと思うのが私の見解です。

やっぱり安物タイヤと
パンク修理は
セットであるというのが
結論です。

安物タイヤはチューブ交換が
「キライじゃない」ほどの
ドM体質にしてくれましたが、

やっぱり改めて思うのは、
パンクしにくいタイヤは
いいもんです。

自分でチューブ交換
できる技能は
自転車乗りには
必須な技能なので
トラブルを楽しんで
習得していくのも
悪くないのですが、

面倒くさくなったら、
タイヤのグレードを
上げていきましょう。

最後にパンクしたのって
何年前だっけ?
ってくらいに
確実に成果がでます。

ちなみにリブモPTは
人気が出て
増産されているせいか、
価格相場が3800円に
下がってきてます。

…と、思ったら、
人気が出すぎて、
…2018年現在では
5200円まで上昇してます。

…2020年現在には
6500円まで上昇。
さすがに品薄かも。

2022年現在は
落ち着いて6000円程度。

やっぱり、
マジで良い製品には
市場は敏感に
反応してしまいます。

ママチャリや
シティサイクルに適合する
耐パンクタイヤで
オススメだと…

このあたりの
価格帯の性能だと、
やっぱり格段に
パンクはしにくいです。

廉価なタイヤの
2倍位の価格に
なってしまいますが、
完成車に
はじめからついてくる
タイヤとは
比べ物にならないほど
快適です。

でも、どうだろう…
シティサイクルの
タイヤサイズでは

リブモPTほどの性能を持つ
適合タイヤがないので、
シンコーのエアレスタイプの
パンクレスタイヤは
選択肢として

やっぱり
「アリ」なのかもしれないです。

…と、思ったらありました。
ママチャリ最強モデルは
↓コレ。

その名も
パナレーサーカスタムタフ。
重量級電動アシスト自転車の
ユーザーにも愛される逸品。

あきらめるという選択

あきらめるという選択

パンクしちゃったら、
あきらめるという選択も
当然アリです。

朝だったら、
タクシー呼んで
出社すればいい。

パンクした自転車は、
安全な場所に
さりげなく放置して、
あとから出張修理の業者に
来てもらえばいいでしょう。

最寄りの業者の
電話番号をメモリーに
いれておくといいです。

ちょっと昔はタクシーに
自転車搭載可能な
キャリアが付いてるタイプを
配車してくれる
タクシー会社もありましたが…

2022年現在は残念ながら
ほとんどなくなりました。

ちなみに
初めから出張修理対応の 自転車店で購入して
サポート契約しておくのも
割とオススメ。

特にパンク修理を
自分でする気が
全くない場合は
出張サポート契約付きで
購入しましょう。

修理を通勤途中の
自転車店舗に持ち込んでも、
対応が良くないことが
ありますし、

断られることも
あるだろうし、
納得できない価格だったり
することもあります。

そんなことで
気分を害するんだったら
初めから信頼できるお店で
契約すべきです。

出張サポート契約は
多少のお金はかかるとしても、
とても有意義なものです。

まず、
自分自身に自転車整備の
技術や知識を
身につける必要を
放棄できます。

ネットなどで
自転車整備に関して
検索調査する行動も
放棄できます。

工具を買い揃えることを
放棄できます。

自宅にメンテナンススペースを
設けることも放棄できます。

手を汚しながら
せっせと修理する時間や
体力をさくことを
放棄できます。

パンク修理中に感じる
なんともミジメな感情を
味わうことを
放棄させてくれます。

ただ単に出張修理を
約束しているだけでなく、
裏側で本来必要であった
色々な面倒なコトを
まるごと放棄させてくれる

側面を含めての
「サービス」と考えてみると
よいでしょう。

出張サポート契約の結果、
あなたの貴重な時間を節約し、
パンクへの不安など余計な
負担を取り除けるはずです。

その分を
より経済的・建設的、
クリエイティブな行動に
差し向ければ、
料金なんか安いもの、
元がとれて
おつりが来るくらいです。

クルマで故障したときに
自分で修理しますか?

ほとんどがJAF呼んだり
業者に連絡するでしょう。
自転車でも
そのような感覚で
接してあげるとよいです。

【関連記事】
自転車を自分で修理する必要性
…なんて無い。全然ない。

あ、そうそう、
平成29年現在ですが、
自転車ロードサービス付きの
自転車保険があるそうです。
なんと自転車のために
レッカー車が来てくれるそうです。

まとめます。

まとめると…

シティサイクル
ママチャリの場合…

空気をこまめにいれて
リム打ち防止。

予備バルブでイタズラ対策。

空気入れ缶でイタズラ対策。

瞬間パンク修理剤で
画鋲対策&あとでチューブ交換。

見ためで重傷の場合は
出張修理屋に電話。
Googleで検索すれば、
わんさかでてきますよ。

もしくは、
出張サポートに
丸投げできるように契約。

ロード・クロス・MTBの場合…

15分間程度で
チューブ交換できるように
練習しておく。

もしくは、
チョット贅沢なタイヤにして
根本的にパンクが
起こらないように
しておく。

仏式バルブ用
瞬間パンク修理剤
という選択もアリ

ママチャリのノーパンク化…

利便性は高い。
ただし感覚的には
2倍の体力かけながらも
到着時間は3割増し。
距離2km未満の
駅まで通勤には
イタズラ対策を
加味すると良い選択。



パンクはさせない…
でも、するもの…。

冒頭で、
パンクはさせない…対策。

パンクは、するもの…
としての対策…。

どっち「も」大事
っていうことが

なんとなく、
おわかり頂けたかと
思います。

絶対パンクしない
パンクレスは、

走行性能と初期コストを
犠牲にします。

じゃぁ、
空気を選択すると…
絶対パンクしないとは、
いいきれない…。

少なからず、
パンクの修理が発生する…。

私の結論は
その、中間である…

耐パンクタイヤを
用いて運用すること。

原理的に
絶対パンクしないワケでは
ないけども…

そこそこ高価な
耐パンクタイヤを
用いることで、

走行性能を維持する。

だけども、
値の張るタイヤだと、
まだ、一回も、
パンクしたことない…。

「Ribmo」を使うことが
私にとっての、
パンク対策の根源です。

一応、道中で
チューブ交換する
ときのために、

SHINKOのiTubeも
買ったんだけど…

その後、
片道20kmの自転車通勤を
3年くらいしてるけど、
まだ、Ribmoで
パンクしたことないので、

iTubeの出番がないのです。