自転車通勤20km

車は不要…片道20kmを
自転車通勤する理由

自転車通勤20km

自転車通勤する理由とは?

お金のかかる
クルマを所有することを
やめることにしたから。

で、
片道20kmだけど
自転車通勤することにした。

結果、
移動手段に関する費用が
年間35万円以上の
節約になった。

自転車通勤する理由

自転車通勤20kmで
年35万円節約

自転車が苦ではないし、
クルマを手放す解放感を
味わったら、

バカバカしくて
クルマを所有しようとは
思わなくなった。

ゆえに、
自転車通勤を続けている。

そんな感じです。
始めた動機は、
自転車が趣味とか、
そーゆーことではないです。

ここで問題となるのが…

  1. 片道20kmを自転車で
    苦痛なく
    往復できるものなのか?
  2. 自動車を手放すことによる
    節約効果
    (クルマの年間費用)
  3. クルマのない場合の代替案

…などが思い浮かぶので
所見を述べていこうと思います。

片道20km
自転車で往復可能?

片道20kmを
自転車で苦痛なく
往復できるものなのか?

車種によりますが…
成人男性だと十分可能です。

目安として…20kmの距離は…

…です。

単純に苦楽は
車種と性能で
決まってしまいます。

実は体力とか
ぜんぜん関係ありません。

ロードバイク

ロードバイクと言われる
車種なら余裕です。

体力的に
物足りないくらい
ではないでしょうか。

20kmだと
1時間かからない

人が多いでしょう。

どえらい細いタイヤと
軽すぎる程の車体で
圧倒的な走行性能。

公道を走る車両として
「自転車」のカテゴリに
含めるべきではないほどの
スピードです。

反面、雨の日は乗れないです。

速すぎて
路面のわずかな滑りを
立て直せなくて

コケるんじゃないかと
思わせるほどの恐怖感です。

実際、
ロードバイクを
雨の日に見かけることは
ほとんどないと思います。

このタイプの自転車で
通勤する人は
基本的に雨の日は
自転車乗らないように
徹底してます。

節約が目的ではなく
趣味のスポーツとして
暮らしのに取り入れている人が
多いので、
雨の日は電車バスなどを
利用してるはずです。

初級グレードで重量9.5kg、
車体10万円くらい。

片道20km通勤だと
年間消耗品費用
3万円くらいが目安。

盗難被害が多いのが難点。
パーツの規格が統一されていて
脱着が極めて容易、
部品単体で実需にも
転売目的にも
カナリの高価値なので
パーツ単位で盗まれます。



クロスバイク

クロスバイク
言われる車種なら、
片道20kmはだいたい
1時間から
1時間20分くらい。

体力的には
ちょうどいいくらいだと思う。

ロードバイクほど
ではないけど
細いタイヤと
軽い車体で快適に走れます。

初級グレードで重量12kg、
車体6万円くらい。

年間消耗品費用
2万円くらいが目安。

私は、
雨の日もレインウェア着て
自転車通勤です。

ですので、
すべり対策で
カナリ太めのタイヤを
チョイスしてますが、

それでも
まったり走行で
20kmを1時間20分程度です。

スポーツタイプは
車輪の脱着に工具が不要で
20秒くらいで脱着できます。

パンクしても
チューブ交換で
15分もかからない。

ママチャリに比べると
パンクに対する恐怖感が
ほぼゼロなのです。

スポーツサイクルのユーザーは
パンクに対して
悩むことはないです。

このあたりも
クロスバイクを選ぶ理由として
大きいと思います。



シティサイクル

シティサイクルとか、
ママチャリと言われる車種なら、
片道20kmはだいたい
1時間30分から
2時間10分くらい。

ママチャリはだいたい
車体が20kg以上あるので
距離20kmは苦痛です。

私もママチャリで
20km通勤してましたが
正直いって相当キツイ。

汗水たらして
ガンバッて110分でした。

ママチャリは
10km程度が限界かも。
今はクロスバイクで
20kmをまったり走って
80分程度で快適です。



電動アシスト自転車

私は、
まだ乗ったことないので
なんとも言えないのですが、

電動アシスト自転車
すごくイイらしい。

このタイプを
所有したことがないので、
なんともいえませんが、
選択肢のひとつとして
アリだと思います。

ただ、
距離20kmを通勤となると
…充電池やタイヤの維持費が
結構かかるかも。

それと速度があがると
アシストが切れるので、
所要時間的には
ママチャリよりは速いけど、

クロスバイクと比べると
ずいぶんと遅いって
コトになると思います。

節約効果・クルマの年間費用

自動車を手放すこと
による節約効果
クルマの年間費用

クルマの維持費は…

軽自動車で
年間35万円、

リッターカーで
年間45万円、

レクサス級の高級セダンで
年間75万円

…程度と言われます。

この数値は、
維持費だけなので、

車体購入費用
年割りにして加味すると、

もうプラス10数万円
いったところでしょうか。

自動車リースの月額が、
だいたい自動車ローンの月額と
一致すると思われます。

私が地方在住なので、
都心の相場より
カナリ低めの
金額をあげました。

ですので…
リアルな数値の信憑性は
他で検証していただくとして…

自動車の維持費 | JA共済

カーリースの価格も
車の維持費としては
リアルな数字です。

私の場合は
10年ほど軽自動車を
所有していて、

試算してみたら
車体購入費用年割を加味して
平均化すると、

年間45万円という数字でした。
ネットで言われている
相場とまったく一致しましたね。

ちなみに
地方の政令指定都市で
駐車場費用が月5000円程度、
片道20kmの通勤でも
使用してました。

ざっくりなんですど、
軽自動車を手放すと、
年間45万円

リッターカーを手放すと、
年間60万円


高級セダンを手放すと、
年間90万円以上

…の現金が
手元に残ることになります。
首都圏の都心だと、
これよりさらに多いでしょう。

試算して思ったのが、
年収300万チョイの
ワーキングプアの

可処分所得の中では
住宅費に次ぐ出費
であるということ。

軽自動車1台の費用が
食費とかより全然多い
のです。

地方だと、
一人暮らし物件の家賃は
4万円程度なので、

新車価格150万円程度の
普通車を
所有しちゃうだけで、

住居費より
クルマの出費のほうが
はるかに高額になります。

車代 > 家賃 > 食費…

車代:5万円
家賃:4万円
食費:3万円

これが、地方の
貧困気味な独身男性の
1ヶ月の出費です…。

あれ?…これって
食べるのに精一杯ではなくて、
クルマあるから貧困
しているのでは…?
…と思った次第。

あれ?
これはクルマの所有をやめれば
いいんじゃね?

…と思って正解でした。

特に自動車保険と車検が
今まで負担を感じておりました。

今は自転車費用と
バス電車タクシーと
通販送料で年間10万円程度の
出費に収まっており、

ざっくり
年間35万円程度の節約に
成功しました。

年間35万円節約というと
一ヶ月あたりにすると
約3万円の節約ってコトです。

月額3万円という金額は
地方政令市レベルならば
家賃換算すると、

郊外で駐車場付き
ボロ2DKアパート
(家賃65000円)から、
街中のオサレな
3DKまたは2LDKマンション
(ただし駐車場無しで
家賃95000円)に、
移住可能な金額差です。

実際に街中で暮らすと、
図書館や公共施設、
主要な商業施設などが

徒歩圏になり、
自宅の外で友人などと快適に、
しかも安価で
過ごせることが多くなり、

家賃上昇分を
はるかに凌駕する
メリットがあります。

むしろ周辺施設が便利すぎて
モノをストックするスペースが
必要なく、自宅は1LDKくらいで
充分なくらいです。

地方都市だと
都心の1LDKなら
70000円程度。

65000円の郊外2DKから
都心の70000円1LDKに
引っ越してクルマを手放せば、
最低でも、
車の維持費分
月額3万円が浮くのです。

5000円程度の
家賃上昇で、
3万円の出費がなくなる。

たとえ街中で
相対的に物価が上がったとしても
文化的に人生が豊かになったと
実感します。

私個人的な感覚だと、
「目の覚めるような」
カンジでした。

ま、東京レベルだと
また違うんでしょうけどね。

東京区内だと
月額3万では、
たいした効果は
生まれないかもです。

でも地方なら
大きく変えられる。
クルマに時間とお金を
搾取される暮らしのから、

自分自身への文化的な投資に
時間もお金も使える暮らしのに
変わります。

車を手放すと
暮らしのの質があがる
ということになります。

少なくとも、私の場合は、
クルマを所有したことで
暮らしのレベルが下がり、

クルマを手放したことで
暮らしのレベルが上がりました。

自分自身でも
なんだか、モヤモヤした
結果になりました。

なんで、わざわざ
クルマを買って、
郊外に住んでしまったのか、
今では、よくわかりません。

クルマに乗るために、
安い家賃の郊外を
目指してしまったのです。

そこまで、
赤字を垂れ流して、
なんで、そんなに
クルマが欲しかったのだろう…?

多分、社会人になったら
クルマで通勤するのが
普通っていう、先入観、
固定観念があったからだと
思います。

クルマの代替案

車は不要…
クルマのない場合の代替案

クルマがなくちゃ
不便だろうと
思うかもしれませんが…

私は実際そうでもなかったです。

通勤はどうするのか?

私の場合は自転車ですが…。
クルマはやめて
電車バスに変えましょう。

実際、多くの会社は
通勤費は実費のはずです。

最も低額で
効率的なルートの
定期代の実費程度は

おおむね非課税で
支給できるはずです。

つまり、
マイカー通勤やめて、
公共交通機関に切り替えても
支給される通勤費に関しては
フトコロは痛まないはずなのです。

マイカーを手放せば、
マイカー維持費分の
年間数十万円が
まるっとお得になります。

…でも、地方の中小零細なら、
電車バスに切り替えても、

今までの
マイカー通勤費支給額より
多いのはダメだよって
言われるかもしれませんが…。

ちなみに自転車でも
条件によっては
非課税通勤費が認められますよ。

っていうか、
課税の面では
乗用車とか、自転車とか
区別はないです。
要は、距離。

【国税庁】
マイカー・自転車通勤者の
通勤手当

ただ、自転車の通勤手当って、
国税庁は認めても、
会社の規定として認められるか?

という問題です。

会社の規模が大きくなれば
「領収書」などの
費用の証明となる文書がないと、
経費として計上できない…
って、言う場合もあるし、

そもそも、就業規定に
自転車での
通勤が想定されてない場合は、
「徒歩」と同じに
なっちゃう…
会社の規定が
カッチリしてると
従わざるえない…。

反面、
中小企業だと、
就業規定はあって、
ないようなモノだし、

就業規定?…あるけど、
社長の頭の中にしかないよ
っていう

オレ様主義の場合も多いし、
社長さんが、
立場上、よく知ってて、
自転車でも
非課税通勤費を
支給「できる」って
税務の通達を
「知ってる」場合が
多いので、比較的
あっさり、支給してくれます。

あくまで、
通勤費の支給って、
するか、しないかは、
会社・経営者が決める
んですよね。

通勤費って法的には、
支給しなきゃいけない
っていうのはない。

支給は義務でないし、
労働基準関係でも
支給の義務はない。

支給した場合、
それが、給与とみなされ
課税されるか、
それとも、現実的な費用として
税務署から非課税として
認められる枠内であるか?
って、問題です。

あ、それでも、
非課税と認められた
通勤費でも、
社会保険はかかるんですよね…

急な用事はどうするのか?

急な用事はどうするのか?

タクシーで十分だと思われます。

年間通しても
緊急なんて数回程度でしょう。

お住まいの地域の
タクシーの送迎と運賃を
調べたことありますか?

意外と
たいした値段ではないです。

タクシー料金
3000円は高いですか?

いったい
何と比較して…?

もしかして
マイカーを維持する為の…、

税金・自動車保険料・車検代
消耗品交換費用

自宅駐車場代
出先のパーキング料金
高速代・洗車費用
トラブル対応や手続きの手間

さらには、
車体価格の数百万円…

…などなど、
色々すっ飛ばして…

ガソリン代だけと
比較する罠

陥っていませんか?

…私は
軽自動車を手放して、
年間45万円程度
を、
移動手段に費やせます。

3000円のタクシーを
150回乗れる

計算になります。

1500円のタクシーを
300回乗れる計算になります。

1233円のタクシーを
365回乗れる計算になります。

ワンメーター730円とすると、
616回です。

タクシー料金を調べる
タクシーサイト

お住まいの街で
1000円で行ける距離、
2000円で行ける距離、
3000円で行ける距離を
把握しておきましょう。

ちなみにタクシー会社は、
会社間でサービスの質の差が
大きい業界。

経験上、地域の私鉄系列で、
介護タクシー事業や
旅客ハイヤー事業を
平行して行っている
タクシー会社は

サービスの質で
ハズレが少ないです。

要するに
カンジ悪い運転手が少ないです。

ですので、
タクシー会社のサイトで
会社情報を見ておきましょう。

タクシーに
自転車搭載可能な
自転車専用サイクルキャリアが
付いてるタイプを
配車してくれる
タクシー会社もあります。

タクシーに自転車を積載

運転代行や
買い物代行する
タクシー会社もあり、
サービスの質は向上しています。

特に運転代行は
ヘタな代行専業者より
品質高くて安心です。

私は昨年、
10回程度しか
タクシー使わなかったですが、
質の高いタクシー会社を
選んで利用すれば、

利便性も自家用車を
所有していたときと比べて
あまり変わりないと感じています。

電車バスは利便性は
マイカーに劣りますが、
運賃数百円です。

マイカー年間45万円と比較すると、
すんごい安く感じます。

デカい荷物は
どうするのか?

デカい荷物の買い物は
どうするのか?

ズバリ通販です。

送料がかかりますがね。

でも、
通販しないと
持ってこれないような
大きさのモノって
大概5000円以上で、

このクラスの買い物だと、
だいたい送料無料レベルです。

むしろ商品単体が
店頭より安いというオマケつき。

私の場合は、
たとえ通販することになって
送料分が余分にかかっても
商品単体が安いので、
ほとんど問題になっていないです。

お店に歩いていけない場合は、
割り切って全部通販で。

重たい荷物も
玄関先まで届けてくれますよ。

通販やネットスーパーで
ミネラルウォーターが
よく売れるのは、
「重い」からです。

クルマを所有しながらも、
重いからって理由で
みなさんフツーに通販を
利用しているんですよね…。

それじゃあ、
家から大きな荷物を
運び出すのは
どうするのかというと…

普通車のトランクに
入る程度ならタクシーで。

荷物の発送なら
運送屋さんには…

集荷|ヤマト運輸

…というサービスが
あるので、電話して
取りにきてもらえます。

車の運転を
自分でしない選択

自分で運転しない
という選択

私の場合…
つまりは
自分でクルマを運転しない
という選択をした。

…と、いうことになります。

とはいえ、
運転免許を
返納したわけでもなく、
お仕事で運転することも
あるんですが…。

クルマを手放して
レンタカーや
カーシェアリングを
利用しましょうという
発想ではなく、

「運転」自体を避ける
人生のリスクマネジメント。

なんだかんだでレンタカーでも、
運転している限り
事故るコトもあるんです。

「人生のリスクマネジメント」
と考えると、
タクシーなどは
高い料金だとは思いません。

それどころか、
年間35万円以上の
現金出費削減を
もたらしてくれた
わけですので、

ワタクシにとっては
これ以上ない
極上のサービスです。

やれ、こっちが安い、
あっちがお得とか
比較するような
要素もありましたが、

突き詰めると
「立場」と「意識」の
問題なのかなぁと思いました。

立場と意識の問題

立場と意識の問題

きっと、
すべての問題は…
立場と意識の問題なんですよ…

クルマを所有していたときは、
タクシー3000円は
メチャクチャ高いと思いました。

結局、
ガソリン代だけと
比較していたに
過ぎなかったんですね。

比較対象を間違えてた
といいますか、
本質が見えてなかった。

クルマを手放そうと
思案を進める中で、
タクシー3000円は、
実は私にとって
別に高い出費ではない
ということが、

実際に数値として
金額として
浮き彫りに
なってしまったのです。

クルマを所有していた時は…

その維持費で、
高額な家賃を払えない…。

駐車場代のコトを考えると、
さらに安い家賃の物件を
選ばざるをえない…。

すると、必然的に
どんどん
全てにおいて不便な
郊外を選択せざるえない…

そして物件も
どんどんボロくなる…。

そして郊外からの通勤は
ガソリン代と
通勤時間がさらに負担に…。

長距離走ることになった
クルマの寿命は
さらに短くなる…。

そして
壊れたクルマを
ローンで買い換える…。

そしてまた、さらに
家賃の安い郊外を目指す…。

なんですコレ?

まさに負のスパイラル。

発端はですね…
クルマを所有してしまった
ことなんです。

クルマを所有することが
悪いんじゃありません。

クルマを
所有しちゃいけないヒトが
クルマを
所有しちゃったことが原因です。

「悪い」ではなく、
「原因」ね。

ワタクシの場合は、
クルマを
所有していることで、
どんどん、どんどん
現金が出費されていく
一方だったんです。

つまり、
私にとってクルマは「負債」
でした。

私は
そういう「立場」のヒト
だったんです。

もちろん、
クルマを所有することで、
どんどん、どんどん
現金が入り込んでくるような
クルマの使い方を
している方もいます。

そういうヒトにとっては
クルマは現金を生み出す
「資産」であり、
そういう「立場」のヒトも
いらっしゃるでしょう。

でも、
ワタクシは
そういう立場の人じゃない。
…ってコトに
お金への「意識」を
改めることで認識したのです。

結局、世の中は、
貧乏庶民、つまり…

労働者階級から
金利と税金を搾取
することで
回っているんだなと、
気づきました。

労働者階級に
郊外に一戸建てを購入させ
住宅ローンを組ませ、

移動手段の
クルマを買わせて

マイカーローンを
背負わせるのも、

そのひとつの形態の現れです。

お城から
遠く離れた荒地を
借金してまで買わされ、

挙句の果てに
収穫の半分を税として
持ってかれる小作人と、

まるっきり同じ構図です。

金利と税から
抜け出せなくする制度は
昔も今も変わりないのです。

…と、いいますか、
それこそが…

「政治」であり
「治安」であり、
「経済」なのかも
しれませんね。

私にとっては、
クルマを手放すという行為は、
「サービス」と
「サービスの価格」、
「サービスを受ける意味」、
そして、
「社会の仕組み」など
深く考えるよい機会でした。

…と、いってもですね、
ワタクシが依然として
貧乏なのは
変わらないんですけどね。

クルマを手放しても、
貧乏から
脱却できるワケではなく、
チョット暮らしが
ラクになるだけです。

ま、
負のスパイラルからは
抜け出せたかもしれないです。

結局、
道具であり手段だから

結局、
道具であり、手段だから。
おすすめできないかも?

まぁ、チョット、
車を手放そうぜ!って
煽ったような記事に
なってしまいましたが、

やっぱり…

車が必要な社会に居れば、
当然のように車は必要だし、

車が不要な社会に居れば、
当然のように車は不要だし、

どういう構造の社会に
身を置いているかが、
大きいと思います。

当然、
属する社会構造によって、
最適な道具や手段は決まります。

例えば、
日本国内でしか
勤務がないような人に、

「英語」は必要か?
と訊くようなもので、

私も、
英語の論文や技術書、
海外の人との
メールでのやりとりが
多くあった職場に
居たときでは、

やっぱり、
英語は必要って感じました。

ま、
あたりまえですけどね。

で、
そういう職場の人に
「英語」は必要か?って問えば、
ほとんどの人は
必要だって言いますよ。

だって、使ってるんだもの。

私の現状は
職場も変わって、
ほとんど英語に
接しない仕事に
変わったのですが、

やっぱり、
そういう職場の人は、
「英語」なんて不要じゃね?
って、考え方なのです。

これも、
当たり前なのですよ。

だって、使ってないんだもの。

私は、両方の職場を
経験しているので
やっぱり、両方の職場の人の
言い分はどちらも正しい
…と思います。

ってゆうか、
正しいとか
間違っているとか、
そういう問題じゃないですよね。

もし、今、アナタが
片道20kmを
自転車通勤できるのかな?
って、疑問でこのページに
たどり着いたとするなら、

多分、
車が必要な社会構造の中に
居る人なんだと思います。

多分、
普通に車を使ってるんだと
思います。

つまり、今、使ってる
便利な道具を封じて、
カナリ不便な道具を選択する…。

車を手放して、
自転車にするっていうのは、

「意識」を変えて
どうにかなるものでも
ないです。

今、居る社会構造の中で、
完全に「異物」になります。

自分だけが変わっても
周りからは異物とみなされる。

そういう覚悟が必要かなと
「自転車通勤に失敗」
…した人を見て、
改めて、思いました。

私なんですけど、
「異物」と見られても
平気な人だったんです。

社会構造の中で、自分が
「異物」寄りになってしまっても、

だから、どうした?

それなら、どうする?

だったら、こうする。

こういうことが、
結構、順調に、軽やかに
トントン拍子で
解決できる
「性格」だったんです。

車があればいいのにな…とか、
手放さなければ
よかったな…とか、

そういう思考ルートに行く
扉がふさがれたというか、
ルート自体が
無くなったというか、

代替の策が完全に機能する
ような仕組みが、
自分の中で
作れたっていうカンジです。

そして、
それに慣れちゃった。

だから、
車があったらいいのに…
って、思う機会がない。
ここ最近ずっとない。
多分、これからもない。

だから、
自転車通勤って、
すべての人に
おすすめできる
ものでもないなぁ…
って、思いました。

単に、
私は、やれてる「だけ」
そういう「性格」
ってだけなのです。

なにがいいたいのかと
いいますと、


20kmの自転車通勤は、
物理的には
フツーの人なら、
ぜんぜん可能だけど、

結局は、
周囲環境との
折り合いがつけられる
「性格」であるか?

って、ことのほうが、
重要ですよと、
言いたいのでした。

周囲の納得が
得られるのか?

得られなくても、
耐えられるか?

車を手放せるかどうかは、
物理的な可否だけの
問題じゃないのです。

まとめます。

物理的な可否ってなに?

片道20kmの自転車通勤は…

雨の日は乗らないなら
ロードバイクで余裕。

雨の日も乗るなら
クロスバイクで
そこそこイケる。

ママチャリだと苦行。
ってゆか、無理。

節約できるか?

クルマを手放すなら
年間30万円くらいなら
節約可能。

総合すると、
クルマを手放して…

公共交通とロードバイク。

もしくは、
雨でもクロスバイク
オンリーで済ませる。

…こんなカンジです。