自転車通勤と転倒

自転車通勤と転倒

自転車通勤と転倒

自転車で通勤や通学する際に
心配なのは、
転倒するんじゃないか
という懸念ですね。

結論からいうと、
ママチャリはコケないけど、
スポーツバイクは
コケるってコトです。

ママチャリは
コケない

ママチャリは、
ほとんどコケない

ママチャリを利用する限り、
転倒することは
ほとんどありません。

ワタクシも
片道20kmの道のりを、
ママチャリで1年、

そのあと
借り物ロードバイクで1ヶ月、

以後、
クロスバイクを所有して、
今現在まで10年近く
利用しているのですが、

通算して、
クロスバイクで4回コケてます。

結論からいうと、
ママチャリはコケないけど、
スポーツバイクは
コケるってコトです。

ワタクシも、
ママチャリを
利用していた期間中、
一度たりとも、
コケた記憶がありません。

なんだかんだいって、
ママチャリは
安全性が高いと思います。

「ケガしたくない」なら
ママチャリが
ベストチョイスだと思います。

で…、
「ママチャリ」と
限定しましたが、

実は、
ママチャリそのものが
安全というワケではなくて、

ママチャリのような
乗車姿勢」が
安全ということです。

ママチャリの乗車姿勢を、
例えるなら…

…チョット極端なんですが、
「直立して、小さく前ならえ」
…こんな姿勢で
歩いていくカンジになります。

こういう姿勢で
歩行しているときに、
もし、転倒するなら
どんな状況かって考えると…

・足元不注意で、つまずく
・前方不注意で、ぶつかる

…コレくらいしかないんです。

コレがママチャリ乗車時にも
あてはまって、
直立で二足歩行に近い姿勢
乗車しているので、

体勢が崩れて
転倒するケースって
ほとんどないんです。

じゃ、
タイヤがスベったときは、
どうなるかというと…

たとえば、
前輪がスベったと
しましょう。

先ほどの…
「直立して、小さく前ならえ」で、
歩行しているときに例えると、

前輪がスベるということは、
「小さく前ならえ」の
「手」をパーンと
払われたようなカンジだと
思われます。

…で、…その程度で、
転倒とかするでしょうか?

直立二足歩行中に
「小さく前ならえ」の
「手」をパーンと払われても、
ワタクシは
その程度ではコケません。

多分ですけど、
みなさんもその程度では、
転倒に至らないと思います。

こんなカンジで、
ママチャリのような
乗車姿勢でいる限り、

二足歩行のバランス感覚
そのまま利用できるので、
よっぽどの不注意でない限り、
転倒ってないし、

前輪スベったくらいじゃ、
それほど体勢が崩れるって
ないんです。

転倒する理由

クロスバイクの
転倒する理由

クロスバイクみたいな、
スポーツバイクですが、
転倒することが、
結構あります。

結論から言っちゃうと、
乗車姿勢
ママチャリと違うからって
コトになります。

スポーツバイクって、
ハンドルの位置が
サドルよりも低いです。

サドルの高さも、
停車時に足が地面に
ぜんぜんつかないくらいの
高さになります。

停車時には、
サドルから前に降りるんです。
この結果、
乗車時は前傾姿勢になります。

足が地面に
ぜんぜんつかないから
「キケンでコケるんだ」
…ではないです。

スポーツバイクの乗車姿勢や、
乗車方法を
ちゃんとマスターすれば、
サドルの高さが
転倒の第一要因
になるってコトは
皆無になると思います。

問題は
前傾姿勢のほうにあります。

前傾姿勢を例えるなら…

「よつんばい」の状態から
背中を丸めて
お腹を持ち上げて、
さらにヒザを浮かした状態。

…ってカンジですね。
チョット極端なんですけど。

陸上競技の短距離で、
クラウチングスタートの
ヨーイドンを待っている
状態っていうのが、
近いのかもしれません。

で、その状態で、
「手」をパーンと払われたら
どうなりますでしょう?

ま、ほとんどの人が
アタマから地面に落ちますよね。

前傾姿勢で
自転車に乗ったときも同じで、

前輪がスベったと思ったら、
地面に叩きつけられてた
…ってカンジでコケます。

すべてが一瞬の間に起こって、
我に返った時には、
すべて過去形になっています。

もちろん、
超人的な体術で
体勢を崩すことない人も
いるのかもしれません。

でも、通勤程度の使用頻度で
スポーツバイクを
利用している人で、
前輪スベってコケない人って
限られると思います。

ワタクシの通算4回も転倒も、
すべて、前輪がスベって、
地面に叩きつけられてた
…って状況です。

すべて、停車チョイ手前で
スピードもほとんど出てない
時だったのが幸いでした。

もちろん、
転倒の要因は
他にも考えることができます。

たとえば、
ヒトが飛び出してきたとか
あるんでしょうが、

基本的に、
自転車通勤を数年してれば、
「危うきに近寄らず」で、

ある程度の回避策を
講じているでしょうから、
たいていのコトは、
転倒や事故にまでは
至らないでしょうが、

この、
前傾姿勢と前輪スベリ
だけは、
なかなか対策が
難しいと思います。

割り切るコトが重要

割り切る
…コトが重要かも

ママチャリは…
ゆっくり走るコトに関しては、
性能と安全性が高い。

けど、
早く走ろうとすると、
途端に危険だらけになる
乗り物です。

スポーツバイクは…
キレイな車道を
速く走るコトに関しては、
得意で安定性が高い。

けど、
ゆっくり走ったり、
歩道を走ったり、

曲がったり、
止まったり、
濡れた路面は
極端にニガテな乗り物です。

ママチャリに
「乗る」のか?

スパーツバイクを
「駆る」のか?

その違い。

ですから、
ニガテなコトをしない
っていう割り切りが
大事ですよね。

ロードバイクを乗っている人って、
雨の日はほとんど
見かけないでしょ?

細いタイヤの
スポーツバイクで
歩道を走るヒトって、
ほとんど見かけないでしょ?

そんなカンジで、
通勤で転倒を防ぎたければ、
もう割り切って

ニガテなコトをしないっていう
「自分ルール」を
構築していけばいいと思います。

自分ルール

私の…自分ルール

あくまで、
私の場合なんですが…

私は、クルマを手放して、
自転車一択にしたので、
クロスバイクで
雨でも自転車なのですが…

1
過去に路面が濡れて
スベったルートは、
路面が乾いていることが
「確信」できなければ
迂回します。

2
歩道は極力走りません。
極力っていいましたが、
全く無いに近いです。
そういうルートを設定します。

3
交差点での停車時に、
周囲に子供がいたり、
スマホを見ている
歩行者がいる場合、
発進時は、自転車降りて
歩いて交差点を渡ります。

こんなカンジで
自分ルールを蓄積していきます。

結局、
クロスバイクも、
程度はどうあれ、
スポーツバイクなので、

起伏のないキレイな車道を
ドーンと速く走る以外は、
全部苦手項目なのです。

得意なコト以外は
させるべきではないのです。

そうやって、
割り切ってしまうと、
転倒や接触って
なくなっていきます。

転倒することによって、
ダレかに接触してしまう
かもしれません。
不幸が連鎖してしまうのです。

やっぱり、
仕事でもそうなんですけど、
ニガテなことを
イヤイヤやらされたら
ロクでもない結果になるんです。

しかもロクでもないことが
連鎖して他の人にも影響が出ます。

だけど
得意なコトをやらせてもらえば、
成果も高いし、
皆が幸せな結果になるんです。

自分が通勤で
自転車をどう使うか?ではなく、

まず先に、
路上で皆が平穏に過ごすために、
今、この瞬間に
自転車はどう使われるべきか?
…を考えましょう。

なかなか一瞬で
正しい答えに
たどり着かないと思うので、
それに近い判断が
すぐにできるように、

思考の素材として、
自分ルールの
蓄積をしていけば
いいと思います。

そういう思考を重ねていくと、
やっぱり、
その自転車が
ニガテなことを
無理にさせるべきでは
ないですよね。


なら、雨の日に
自転車に乗るのをヤメなよ
っていうツッコミは
無しにしてください。

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